2016.
05.
15
決してWildLightさん家の回し者ではございません<念のため。
賄賂も頂いておりません<念には念のため。
5月15日追記あり(記事末)
週末、大阪で開かれたWildLight&翻訳チェックのセミナーに参加してきました。
WildLightは、Sさん(世間ではTさんの方が通りがよいのでしょうが)が開発されたWordへのアドインです(でいいのかな)。
(ご存知ない方はWildlightで検索してみてくださいませ)。
Sさんは翻訳会社でコーディネータをされながら、実名で翻訳者のために飛び回ってくださるという、日本的日本メーカーの製造ライン育ちのワタクシには、「その活動、ありえんやろ」という活動をなさる方です。
さくっと乱暴にまとめると、「イージーミス(ヒューマンエラー)をなくす」という観点から翻訳品質を語られることが多い方です。でも、その根本には「翻訳者は、本来、翻訳文そのものの質の向上に取り組むべき」という考えがあるわけで、そのため、翻訳そのものに注力できる時間を捻出するため、転記ミス、訳漏れの確認など、機械による支援でラクになる部分はとことんラクにしてしまおう! というのがWildLightを設計された動機のかなりの部分を占めるのではないかと、今回お話をお聞きして思いました。同時に、翻訳者は「ヒューマンエラー」というものにも、もっと敏感たれ、とも仰っているような気がしました。
ヒューマンエラーについてのお話も興味深かったですが、今、軽く修羅場っているので、今日はそれについては割愛します。「自分のチェック能力を高めるための、自分なりのチェックフローを考えるべし」「チェックも鍛錬」と仰った部分が心に残りました。
で、WildLightでございます。
ジツは、ワタクシ、WildLightさん家は、ときどきお訪ねしておりましたが、インストールはしていませんでした。「英訳にはすごく役に立ちそうだな~」と思う反面、和訳者の自分がどのように活用できるのか、という点が、イマイチよく分からなかったのです(実際、Sさんは、仕事の8割が英訳と仰っていました)。
で、デモ画面を色々見せて頂いて分かったことは、
意外に簡単そう
提供辞書が豊富(Sさんが様々な種類の辞書を提供してくださっています<和訳に活用できそうなものもあります)
置換や修正を行う、というより(それもできますが)、チェックすべき箇所を強調して(蛍光ペン)示してくれる点がありがたい(←たぶん、あっしのような初心者向け機能)<これも、自分仕様で和訳に活用できる(はず)
ということ。
個人的には、スタイルガイドを指定してくるエンドクライアントさんの案件で、間違える(チェックで間違っていたことを発見する)ことの多いスタイルのチェックが、一気蛍光ペンでかなりラクになりそうな気がしました。
おお、これは、試してみるしかないではありませんか。
ということで、今日、PCにインストールして、自分で「蛍光ペンをつける」辞書を作ってみましたですよ。でも、残念ながら、100%という訳にはいきませんでした。
今回、ワタクシが蛍光ペンで確認したかったのは、(1)全角括弧を拾う(半角括弧は拾わない)、(2)全角の大小記号を拾う(半角の記号は拾わない)、(3)全角%を拾う(半角%は拾わない)、(4)数字と単位の間にスペースがあるものを拾う(ないものは拾わない)という4つの内容でした。
9246さんという親切な同業者さんの助けもお借りして(メモの裏にワイルドカードを使った検索語を書いてくださいました)、
(
)
<
>
%
[0-9] [A-Za-z]
[0-9] [A-Za-z]
ヵ月
という辞書を作ってみました。そう、このアナログな小心者のワタクシが、やってみようと立上がり(でもコケたけどな)、それなりに作れてしまうくらい(一部ひとさまに作って頂いたけどな)簡単なのです(蛍光ペンだけだけどな)。
が。
なぜか、ワタクシが作った辞書を適用すると、(1)~(3)は全角半角両方のものを拾ってしまい、(4)はまったく認識されず、(5)は成功という事象が発生してしまいました。同じものを9246さんの環境で実行して頂くと上手くいくのです(お付合いくださった9246さん、お忙しいところありがとうございました)。
というわけで、今、個人的に一番ヤバい括弧と<>と%については、とりあえず(拾わんでいいものも含めて)拾ってくれる、ということは分かりましたので、時間ができたら、また、ちまちま試してみようと思います。
注:記事末に解決編を追記しております。
たぶん、PCをよくご存じの方なら「当たり前」として素通りしてしまう入口のどこかで、何かを間違っているのだと思います。
ピンと来られた方がもしおられましたら、お気が向かれましたら、「これ試してみた?」的な質問を投げて頂ければと思います(FBの方でも結構です)。ただし、当方、超初心者のアナログ人間です。OSはWindows 7、64bit、Word2013を使用しています。辞書作成には秀丸を使用しました。
というわけで、軽くSOSを意識した記事になっておりますが、WildLightは、「自分が何をほしいか」を考えて、ほしいものを使った(OR作った)とき、本当に威力を発揮するのだと思いました。
結局、いつも「自分の目」でやっているチェックを助けて貰うわけなので、よく考えながら、少しずつ導入してみようと思います。
どんなツールもそうですが、「自分はそれが本当にほしいのか」「それは本当に今の自分を助けてくれるのか」を考えることが大事なのだと、今さらにして思う今日この頃なのでした。
追記:
昨晩、FBの方にソッコーお返事を頂きました(くらい簡単なミス<たぶん)。「最初にWILDCARD:ONが抜けていませんか」。はい、もちろん、抜けていました。追加して再度試したら、うまくいきました。そういえば、その話、セミナーの中でもちらっと聞いたような・・・素人的ミスで皆さまには大変ご迷惑とご心配をお掛けしました。相談に乗ってくださった方、本当にありがとうございました。正しくは、
WILDCARD:ON
(
)
<
>
%
[0-9] [A-Za-z]
[0-9] [A-Za-z]
ヵ月
となります。
賄賂も頂いておりません<念には念のため。
5月15日追記あり(記事末)
週末、大阪で開かれたWildLight&翻訳チェックのセミナーに参加してきました。
WildLightは、Sさん(世間ではTさんの方が通りがよいのでしょうが)が開発されたWordへのアドインです(でいいのかな)。
(ご存知ない方はWildlightで検索してみてくださいませ)。
Sさんは翻訳会社でコーディネータをされながら、実名で翻訳者のために飛び回ってくださるという、日本的日本メーカーの製造ライン育ちのワタクシには、「その活動、ありえんやろ」という活動をなさる方です。
さくっと乱暴にまとめると、「イージーミス(ヒューマンエラー)をなくす」という観点から翻訳品質を語られることが多い方です。でも、その根本には「翻訳者は、本来、翻訳文そのものの質の向上に取り組むべき」という考えがあるわけで、そのため、翻訳そのものに注力できる時間を捻出するため、転記ミス、訳漏れの確認など、機械による支援でラクになる部分はとことんラクにしてしまおう! というのがWildLightを設計された動機のかなりの部分を占めるのではないかと、今回お話をお聞きして思いました。同時に、翻訳者は「ヒューマンエラー」というものにも、もっと敏感たれ、とも仰っているような気がしました。
ヒューマンエラーについてのお話も興味深かったですが、今、軽く修羅場っているので、今日はそれについては割愛します。「自分のチェック能力を高めるための、自分なりのチェックフローを考えるべし」「チェックも鍛錬」と仰った部分が心に残りました。
で、WildLightでございます。
ジツは、ワタクシ、WildLightさん家は、ときどきお訪ねしておりましたが、インストールはしていませんでした。「英訳にはすごく役に立ちそうだな~」と思う反面、和訳者の自分がどのように活用できるのか、という点が、イマイチよく分からなかったのです(実際、Sさんは、仕事の8割が英訳と仰っていました)。
で、デモ画面を色々見せて頂いて分かったことは、
意外に簡単そう
提供辞書が豊富(Sさんが様々な種類の辞書を提供してくださっています<和訳に活用できそうなものもあります)
置換や修正を行う、というより(それもできますが)、チェックすべき箇所を強調して(蛍光ペン)示してくれる点がありがたい(←たぶん、あっしのような初心者向け機能)<これも、自分仕様で和訳に活用できる(はず)
ということ。
個人的には、スタイルガイドを指定してくるエンドクライアントさんの案件で、間違える(チェックで間違っていたことを発見する)ことの多いスタイルのチェックが、一気蛍光ペンでかなりラクになりそうな気がしました。
おお、これは、試してみるしかないではありませんか。
ということで、今日、PCにインストールして、自分で「蛍光ペンをつける」辞書を作ってみましたですよ。でも、残念ながら、100%という訳にはいきませんでした。
今回、ワタクシが蛍光ペンで確認したかったのは、(1)全角括弧を拾う(半角括弧は拾わない)、(2)全角の大小記号を拾う(半角の記号は拾わない)、(3)全角%を拾う(半角%は拾わない)、(4)数字と単位の間にスペースがあるものを拾う(ないものは拾わない)という4つの内容でした。
9246さんという親切な同業者さんの助けもお借りして(メモの裏にワイルドカードを使った検索語を書いてくださいました)、
(
)
<
>
%
[0-9] [A-Za-z]
[0-9] [A-Za-z]
ヵ月
という辞書を作ってみました。そう、このアナログな小心者のワタクシが、やってみようと立上がり(でもコケたけどな)、それなりに作れてしまうくらい(一部ひとさまに作って頂いたけどな)簡単なのです(蛍光ペンだけだけどな)。
が。
なぜか、ワタクシが作った辞書を適用すると、(1)~(3)は全角半角両方のものを拾ってしまい、(4)はまったく認識されず、(5)は成功という事象が発生してしまいました。同じものを9246さんの環境で実行して頂くと上手くいくのです(お付合いくださった9246さん、お忙しいところありがとうございました)。
というわけで、今、個人的に一番ヤバい括弧と<>と%については、とりあえず(拾わんでいいものも含めて)拾ってくれる、ということは分かりましたので、時間ができたら、また、ちまちま試してみようと思います。
注:記事末に解決編を追記しております。
たぶん、PCをよくご存じの方なら「当たり前」として素通りしてしまう入口のどこかで、何かを間違っているのだと思います。
ピンと来られた方がもしおられましたら、お気が向かれましたら、「これ試してみた?」的な質問を投げて頂ければと思います(FBの方でも結構です)。ただし、当方、超初心者のアナログ人間です。OSはWindows 7、64bit、Word2013を使用しています。辞書作成には秀丸を使用しました。
というわけで、軽くSOSを意識した記事になっておりますが、WildLightは、「自分が何をほしいか」を考えて、ほしいものを使った(OR作った)とき、本当に威力を発揮するのだと思いました。
結局、いつも「自分の目」でやっているチェックを助けて貰うわけなので、よく考えながら、少しずつ導入してみようと思います。
どんなツールもそうですが、「自分はそれが本当にほしいのか」「それは本当に今の自分を助けてくれるのか」を考えることが大事なのだと、今さらにして思う今日この頃なのでした。
追記:
昨晩、FBの方にソッコーお返事を頂きました(くらい簡単なミス<たぶん)。「最初にWILDCARD:ONが抜けていませんか」。はい、もちろん、抜けていました。追加して再度試したら、うまくいきました。そういえば、その話、セミナーの中でもちらっと聞いたような・・・素人的ミスで皆さまには大変ご迷惑とご心配をお掛けしました。相談に乗ってくださった方、本当にありがとうございました。正しくは、
WILDCARD:ON
(
)
<
>
%
[0-9] [A-Za-z]
[0-9] [A-Za-z]
ヵ月
となります。
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